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入 門 ゼ ミ (1999年度) |
2003年度経済トピックス
講義目的 (Introductory Economics)
経済学部入学後のスタート時点において、いかなるコースに進むにしても共通に役立ちうるような、
経済学 (Economics) のスタンダードな考え方、必要なツールを学ぶ。
講義予定
1. イントロダクション
2. 消費者行動の理論〜消費者の嗜好、効用関数、予算(支出)制約、効用最大化
3. 消費者行動の理論〜代替効果、所得効果、時間制約など。
4. 企業行動の理論〜企業とは。費用最小化の問題
5. 企業行動の理論〜利潤最大化
6. 代表的な数学的ツールの解説(2から5と同時進行的に扱う)
7. “経済学的な”考え方:スティグリッツ入門経済学2章:2から6のまとめ。
8. 交換と生産:スティグリッツ入門経済学3章:比較優位に関する話
9. ゲーム理論 (Game Theory):ゲームとは何か、囚人のジレンマ、ナッシュ均衡など。
10. “インセンティブ”を引き出す:どのようにして“やる気”を起こさせるか?
11. チーム、グループにおけるインセンティブ問題。
12. 将来への影響も考えて、現在の意思決定を行う:最適経路問題と後ろ向き帰納法。
13. 繰り返されるゲーム状況での協調 (cooperation)、信頼 (trust)、評判
(reputation) など。
→ 文化、慣習の違いの説明: チップ (Tipping) の差、労働慣習の差などの理解。
参考文献
奥野正寛 『ミクロ経済学入門』 日経文庫
倉沢資成 『入門価格理論』 日本評論社
スティグリッツ 『スタディーガイド:入門経済学』(ローレンスマーチン著) 東洋経済
マックミラン 『経営戦略のゲーム理論』 有斐閣
その他、授業にて、適宜、参考文献の紹介、レジュメ配布を行う予定。
評 価
出席重視。その上で、2回程度の小テストと、最終試験(Final Exam) (7月の最終授業内)によって決定する。
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